[ゲスト] 池上直己慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授 [聞き手] 伊藤元重総合研究開発機構理事長 対談シリーズNo.19 2007.06医療システムの課題概要 医療の問題を考える上で、医療システムの持続性を確保する財源調達の仕組みづくりと、国民が満足できる医療提供体制の構築は、大きな課題だ。そしてこの2つをつなぐ重要な鍵が、「お金の流れ」である。日本の医療システム全体をどう変えていくべきか、医療政策に精通する慶応義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授の池上直己氏にお聞きした。 全文を読む 池上直己(いけがみ なおき)慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学教室教授 [略 歴] 1975年慶應義塾大学医学部卒業 1982年慶應義塾大学医学部病院管理学教室講師 1988年同助教授 1990年慶應義塾大学総合政策学部教授、ペンシルバニア大学訪問教授 1996年慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授、現在に至る [主な役職] 日本病院管理学会理事長 中央社会保険医療協議会診療報酬調査専門組織慢性期分科会会長・DPC分科会委員会委員 日本医師会医療政策会議委員 全日本病院協会医療制度・税制委員会委員、同医療従事者委員会委員 [主な著書] 『日本の医療-統制とバランス感覚』( J.キャンベルと共著、中公新書、1996) 『MDS2.1施設ケアアセスメントマニュアル』(監訳)(医学書院、1999) 『日本版MDS-HC2.0 在宅ケアアセスメントマニュアル』(J.Morrisらと編著)(医学書院、1999) 『医療の経済評価』(池田俊也らと監訳)(医学書院、1999) 『臨床のためのQOL評価ハンドブック』(福原俊一らと編著)(医学書院、2001) 『医療問題-改訂3版』(日経文庫、2006) 「4章:医療の特性とその政策対応」貝塚啓明・財務省財務総合政策研究所編 『経済格差の研究』(中央経済社、2006) ⓒ公益財団法人NIRA総合研究開発機構※本誌に関するご感想・ご意見をお寄せください。E-mail:info@nira.or.jp