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PAPERS研究の成果

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NIRA基本調査2024―サンプルに含まれるバイアスと人々の意識変化

2024年に実施したNIRA基本調査の結果をもとに、サンプルに含まれるバイアスと人々の意識変化を詳細に分析した。サンプルのバイアスとして際立ったのは、インターネット調査における高学歴の回答者の多さ、誠実に回答しない人の回答による影響であった。また、2023年から2024年にかけての人々の意識の変化では、政治家への不信感の強まり、家計の厳しさの継続、児童手当の所得制限付き給付への支持拡大などが確認された。

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AIは民主主義を深化させるか?〔Ⅱ〕―生成AIを使った若者によるワークショップの事例研究

政治的な議論の場に生成AIは活用できるのか。北海道東神楽町におけるChatGPTを使った住民ワークショップから見えてきたのは、参加者が生成AIのアウトプットを見ることによって、自らの発想・アイディアを発展させることができるという効果であった。同時に、生成AIは「地域の雰囲気」のような言語化しにくい政策知識を扱うことは得意ではないなど、課題もある。本報告書では、生成AIの可能性、リスク、そしてリスクを踏まえて実践すべきことをまとめている。

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NIRAフォーラム2025動画「伝わる政策、信頼できる政府をつくる」―人々と政府の意識をつなぐ政策共創

2025年2月1日に開催したNIRAフォーラム2025「伝わる政策、信頼できる政府をつくる」の動画を公開。政府からの情報発信は一方的でわかりにくいことが多く、政策の意図や内容が十分に伝わってこない。政府の声が人々に届かないという課題をどう解決するのか、また、どうすれば、政府と人々との間の心理的な溝を埋め、信頼が築けるのかーこれらの問いに向き合い、齋藤健氏、竹下隆一郎氏、長野智子氏、金丸恭文氏、柳川範之氏が議論した。モデレーターは谷口将紀氏。

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災害支援にソーシャルキャピタルは不可欠か―自己利益と社会貢献を組み合わせる

災害支援において、ソーシャルキャピタルは不可欠なのか。能登半島地震では、従来の寄付やボランティアに加え、ふるさと納税やクラウドファンディング、観光など、新たな形の民間支援が多様な広がりを見せた。調査によると、従来の寄付はソーシャルキャピタルの意識が高い人の方が積極的な傾向があるが、新しい支援ではそうした傾向が見られなかった。民間支援の活性化には、支援手段の多様化と、自己利益と社会貢献を両立するインセンティブ設計が鍵を握る。

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揺れ動くアジアの「民主主義」の行方―欧亜の共通点から見る課題

アジア諸国と軍事を含む様々な連携を強める日本にとって、政治的な不安定要因が国際的なインパクトを与えるアジアの政治動向を把握することは喫緊の課題である。「民主主義のゆらぎ」が世界各国で指摘されるなか、その「民主主義」がどのような形でアジア諸国の外交・安全保障政策に反映しているのか。「一大成長センター」であるアジアとヨーロッパとの比較を通して、3つの共通項である「既存の政治秩序の溶解」、「ポピュリズム政治の拡大」、そして「宗教の政治的役割」の観点から、アジアの現状を振り返る。

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日本と世界の課題2025【氏名順】―混迷を深める日本と世界

日本、そして世界の情勢は、ますます混迷を深めている。国際的情勢をみると、地政学的な緊張が高まり、また各国の政治状況もますます不安定化するなど、これまでの価値観が揺らぐ状況が続いている。日本に目を向ければ、少子化・高齢化対策や財政負担などの課題について国民的な合意が必要とされているが、少数与党に転じた自民党がどのように政権のかじ取りを進めていくのか、正念場にいる。NIRA総研では、これまで『わたしの構想』誌に登壇いただいた方々やNIRAのプロジェクトに協力いただいた方々、総勢159名の専門家に、ご自身のテーマからみた日本と世界の課題や展望を寄稿してもらった。

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高齢者世帯の所得・資産の実態と今後の政策課題―世代内・世代間格差を踏まえて

基礎年金の水準低下など高齢者は生活維持リスクを抱えるが、高齢者世帯は多様であり、高齢者の所得・資産格差の実態を踏まえた議論をする必要がある。世代間格差に目を向けると、高齢者と若年層では、同一収入であっても資産や可処分所得の違いが生活の余裕に差をもたらしている。さらに、後期高齢者医療制度を通じた現役世代から高齢世代への負担についても、所得・資産の両面から応能負担となっているのか、再検討の余地がある。

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日本のエネルギー政策は何を目指すべきか―制度・政策の課題と論点整理

エネルギー政策をとりまく状況は、この数年で目まぐるしく変化した。政府は新しい計画策定に向けて、環境政策や産業政策と整合的なエネルギー政策のあり方を議論している。今後のエネルギー政策は何をどのように目指すべきなのか。横山明彦氏、髙村ゆかり氏、竹内純子氏の3人の専門家に意見を伺った。日本のエネルギー自給率、需給などの基礎データを踏まえ、今後のエネルギー政策のあり方について専門家の見解を基に課題と論点を整理し、エネルギー政策の現状とこれまでの変遷を概観した。

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AI時代に求められる子どもの創造性

世界が大きく変化し、不確実性が高まっている現代において、創造性はその時々の状況に柔軟に適応する上で不可欠な要素と言われている。創造性を育むためには、ユニークな才能を開花させる教育システムを醸成させなければならない。果たしてデジタル技術の活用が、その役割を担えるのか。広範な視点からの考察が必要だ。創造的思考力とはどのような能力か。創造的思考力を育むために、デジタル技術をどのように活用すべきか。研究者や教育者、教育ライターに聞いた。

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若者発:東神楽町2050ビジョン

住民が地域の課題を議論する際に、AIを活用することの可能性や限界はどこにあるのか。NIRA総研は、北海道東神楽町において住民ワークショップを開催し、そこで若者がChatGPTを使って議論した内容を町への提言としてまとめた。ワークショップの結果、ChatGPTは住民が元々持っている問題意識やアイディアを発展させるためのツールとして、有効に活用できる可能性があることが分かった。後日、プロジェクト全体を通じて明らかになった知見を取りまとめた報告書も公開する予定である。

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